筑後川下流の酒どころ。仕込み水は地下200mの伏流水、米は川がつくった平野の米、樽の杉は上流の日田から川を下って届いた。明治31年に85蔵、いま16蔵。
畑の暦の外からやってくる春の緑。たらの芽、こごみ、ふきのとう。かつての救荒食は、いま春いちばんの味覚。
小鹿田の土は川へ、川は温泉へ、温泉は食卓へ。関係そのものが、巡る道になる。