
棚のためでなく、手のために。九州のひと谷で1705年から挽かれる、銘のない鉄黒の土。
ここに有名な作家はいない。小鹿田焼は親から子へ、窯から窯へ受け継がれる。外の弟子を取らなかった家々——だからこそ三百年の技がそのまま残った。
日田の杉山の奥、皿山という谷で、1705年から同じ焼きものが作られてきた。土は年に二度、村じゅうで掘り、川の力で動く唐臼が昼も夜も搗(つ)きつづける。
この土地で買える店・作り手を、確かめたところから順にここへ載せていきます。
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跳ねる鋼の刃を回る土に当てると、刃が踊って規則的な削り目を残す。リズムそのものが装飾で、二つと同じ列はない。

柳宗悦が「世界一の民陶」と讃える。
バーナード・リーチが三週間滞在、飛び鉋が西へ。
重要無形文化財 1995 ・重要文化的景観 2008。